節分会 豆撒きのひみつ

早いものでもうすぐ「節分」ですね。

節分は「季節が分かれる時」という意味です。
本来は立春、立夏、立秋、立冬などの前日はすべて節分ということになりますが、今は「立春」の前日に限って言うようになりました。
これは暦の関係で、この春の節分から星の配置が変わる・一年の始めとされたからです。
もともとは中国から伝えられた習俗ですが、春を迎えるにあたって邪気や災難を払い、新しい年の豊年満作を願ったことから「節分」と「追儺」(ついな)の習俗が生まれたようです。
また、豆まきは「言霊」として「魔の目を打つ」とか「魔を滅する」に通じるという説があります。
また、白いマメには邪気を払う力があると考えられております。
つまり白・小さいマメは、冬を象徴する呪物であり、それを炒め、叩きつけることで冬の‪氣‬を弱め、春の‪氣‬を強化することに繋がります。
また、鬼は鬼門と言いますが、丑寅を象徴するもので、牛の角、虎の裙を着ています。丑寅は方角だけでなく季節としては冬を象徴しており、去年までの過去の力を意味しています。
それを追い払い新しい歳の神‪氣‬をいただくのが豆撒きなんですね。
順繰りに季節が移り変わること。

当たり前のように思いますが、夏が冬のようであったり、冬が夏のようであったら森羅万象のリズムが狂い作物は枯れ大変なことになります。滞ることなく無事に時が移り変わることの祈りが、節分会なんですね。

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