今日は不動護摩供に出仕しました
今日は五月二十八日ということで、お不動さまの正五九のご縁日で縁故寺院の不動護摩に出仕しました。
正五九とは、正月・五月・九月を指します。正月・五月・九月に供養すると功徳が倍増すると言われており、それで年間でも特にこの三月の縁日に祈願供養をするのです。
何故功徳が倍増するのでしょうか?
それは、インドラ神(帝釈天)が四つの大陸を1ヶ月ごとに巡って人々の願いを聴いてくれるからです。
南閻浮提(なんえんぶだい)が我々の住んでいる大陸です。1月は南閻浮提にインドラ神がいます。
2月は西の大陸、西牛貨洲にインドラ神が移動します。西牛貨洲は牛を貨幣とする人々が住んでいるとされる大陸です。アフリカあたりがイメージされているかもしれませんね。
3月は北の大陸、北倶盧洲(ほっくるしゅう)にインドラ神は移動します。倶盧洲は倶盧族という民族が住んでいるとされる大陸です。
4月は東の大陸、東勝身洲(とうしょうしんしゅう)にインドラ神は移動します。身体が勝れて大きい人々が住んでいるとされる大陸です。
5月にはまた南閻浮提にインドラ神がやってきます。世界一周をしたのです。インドラ神は我々の願いを仏さまに届けてくれますから、祈りがダイレクトに仏さまに伝わります。
インドラ神はまた、6月、7月、8月と三大陸を巡り9月には南閻浮提にやってきます。
それで正月・五月・九月に供養すると功徳が倍増すると言われるんですね。
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